中南米地域火山防災能力強化研修活動支援
中南米地域の火山災害を有する国を対象とし、火山防災の現場に携わる行政官や学識者の育成を目的とした研修を独立行政法人国際協力機構(JICA)とともに実施した。チリ、エクアドル、グアテマラ、コスタリカ、コロンビアの10名の研修員は、約1ヵ月にわたる講義やディスカッション、現地視察や住民との意見交換を通じ、日本の減災対策や体制整備、人材育成の実例を学んだ。そして、行政や地域コミュニティを連携させた、自国における防災力向上プランを作成した。特に今年度はコロンビアのネバド・デル・ルイス火山噴火で起きた大規模災害から25周年ということもあり、研修員の熱意も高く、日本をはじめ他国の状況や取り組みについて理解し合えたことが大変有益であったとの評価が得られました。