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土砂災害って?
近くに崖や谷がありますか?
台風などで雨がたくさん降ると、崖が崩れたり、普段水の無い谷から水と一緒にたくさんの土砂が流れてくることがあります。
こうした土砂でおこる災害が「土砂災害」です。
崖崩れでは崖下の家がつぶれたり、人が崩れてきた土砂に埋まってしまったりします。
谷川から出てくる土砂を含んだ流れは「土石流」と呼ばれますが、普段の流れからは想像できないくらいたくさんの土砂が、しかも急激に出てきて、家が流されたり、川の近くで遊んでいた人を押し流したりします。
おきてからじゃおそい土砂災害
土砂災害の起きるスピードはとても早いので、起こってしまってからではどうすることも出来ない場合が多いことを知っておきましょう。
一番良いのはそのような場所に住まないこと、近づかないことです。
しかし、崖崩れや土石流が起こる前にはそれを予感させるいろいろな事柄が起こります。
例えば崖崩れでは、崖の途中から水が噴き出してきた、土石流では川の水が急に少なくなったなどです。
普段から周囲の山や川に関心を持って、長雨や強い雨が降ったときには、危険を事前に察知することが必要です。
崖崩れの前兆
天気のわるいときは慎重に…
ラジオ・テレビの気象情報に注意しましょう。
家にいるときならば情報も手に入れやすいですが、土砂災害は場所による違いが大きいからですから、普段からその場所の性質を調べておき、早めに避難が必要です。
また、レジャーなどで出かけた場所では、気象情報も手に入りづらくなりますし、その場所の性質もよくわからない場合が少なくありません。
そのような場所では、天候の変化に注意するとともに、地元の人の注意に従っていさぎよく安全な場所に移動する勇気が必要です。
遊びに気を取られて注意を聞かず、命を失った例も少なくありません。