- 平成21年度
沙流川流域における住民自主防災活動支援
沙流川流域では、平成17年度から流域住民、防災関係機関、自治体が連携して地域の豊かで安全な流域づくりを目的とした“豊かで安全な流域川流域未来をつくる会”を開催しています。中でも流域住民による住民部会では、沙流川流域で暮らす上での課題や防災、地域振興の方策を検討し、より豊かで安全な流域づくりのための素材の開発や住民啓発活動などを行っています。
CeMI北海道では、住民部会員から意見収集を行い、今後の活動の検討および住民部会運営の支援をしたほか、流域において新たに構築された住民自主防災組織の設立経緯などについて住民からヒアリングを行い、スムーズな自主防災組織設立の方策検討や自主防災組織向けの防災講演会開催などのサポートを行いました。第1回住民部会
自主防災講演会
- 平成21年度
洞爺湖周辺地域におけるエコミュージアム・ジオパーク推進支援
洞爺湖周辺の1市3町では、平成18年から洞爺湖周辺地域エコミュージアム構想を推進し、地域の魅力ある資源を発掘し、観光等への活用の検討を行っています。平成21年8月に同地域は、かねてより目指していた世界ジオパークネットワークに加盟が認定され、平成22年2月、行政のみの組織であった洞爺湖周辺地域エコミュージアム推進協議会は、地域住民や民間事業者も含む洞爺湖有珠山ジオパーク推進協議会へと発展しました。
CeMI北海道では、エコミュージアムおよびジオパークの取り組みを地域住民、住民ガイド団体、地元観光事業者と地元自治体、関係機関の連携促進を目的として周知啓発などの活動支援を行いました。GGN現地審査対応補助
解説看板の制作
- 平成21年度
豊浦町防災アドバイザー
豊浦町が計画している防災事業に対する助言、指導を行うとともに、豊浦町民の防災意識と地域防災力の向上を目的とした啓発活動の運営支援を行っています。
平成21年度は、避難経験がほとんどない豊浦町民が安全かつ迅速に避難行動を行うことができるよう、災害時の避難計画および要援護者の避難支援策の策定を目的とした住民ワークショップ企画を立案しました。平成22年度に津波災害を想定災害としたワークショップの実施、平成23年度にハザードマップの完成を目指した検討を進めています。現地視察
現地視察
- 平成21年度
十勝岳減災対策支援
上富良野町には自衛隊の演習場があり、これまで様々な障害防止対策事業が行われてきており、この事業と連動して安全まちづくりが進められてきました。今後も安全まちづくりを推進・充実するためには、これまで行われてきた事業や対策を検証・評価する必要があります。
CeMI北海道では、これまでの事業や対策を検証・評価にあたり、調査結果報告に対する照査と助言を行い、今後の安全まちづくりについて提案を行いました。 - 平成21年度
有珠山噴火10周年フォーラムおよび現地研修会運営支援
2000年有珠山噴火から10年目を迎えるにあたり、あらゆる立場から当時の体験や教訓を振り返り、火山防災を再考する啓発行事の企画及び運営支援を行いました。 当時の防災対応を検証し、次期噴火への備えについて考え発信することをテーマとした記念フォーラムを開催しました。
報道関係者を対象として、岡田弘理事、宇井忠英理事の解説のもと2000年噴火を学び有珠山に関して知見を深めるとともに、防災情報の報道のあり方について考える現地研修会を実施しました。
2000年有珠山噴火10周年フォーラム
日時:平成22年3月27日
場所:伊達市カルチャーセンター
有珠山現地研修会
日時:平成22年3月28日
場所:西山山麓火口など
- 平成21年度
洞爺湖有珠山ルートガイドブック制作支援
洞爺湖有珠山地域は平成21年8月に日本初の世界ジオパークに認定されました。そのような中で、地元観光協会から洞爺湖有珠ジオパークにおけるルートガイドブックの出版について協力要請があったため、試作版の制作支援を行いました。執筆者は、ジオパークの科学検討委員および洞爺湖有珠火山マイスターの中から選定しました。 ジオパークルートガイド01
「四十三(よそみ)山ルート」
ジオパークルートガイド02
「金比羅山・2000年遺構公園ルート」
- 平成20年度
ジオパーク国内候補地決定記念講演会 講師
洞爺湖有珠山周辺地域は、平成19年10 月に日本ジオパークネットワークに加盟が決定し、さらにユネスコが支援する世界ジオパークネットワーク(GGN)に登録申請しています。
日本初のGGN登録を目指して、記念講演会「洞爺湖有珠山ジオパークに期待するもの」を開催し、科学検討委員会委員長の岡田弘副代表理事が講演しました。日時:平成20年10月21日
場所:洞爺湖ビジターセンター
- 平成20年度
洞爺湖周辺地域エコミュージアム・ジオパーク推進支援
洞爺湖周辺地域では、エコミュージアム構想ならびに世界ジオパークネットワーク加盟を推進しています。
平成20年度に、北海道洞爺湖サミットの開催に合わせ、地域の魅力を発信するため団体旅行を企画し、札幌圏と地元向けの2 回のツアーを実施しました。
その中でCeMI北海道は、見学ルートや地元ガイドとの調整などについて、企画・運営しました。「札幌圏対象ツアー」
日時:平成20年 6月 7~8日
場所:有珠山ロープウエー展望台にて
「地元対象ツアー」
日時:平成20年11月 1日
場所:北黄金貝塚公園にて
- 平成20年度
有珠山地域における火山と共生した「みち」づくりに関する支援
有珠山外環状道路に関わる計画について、平成18年度から学術アドバイス等を実施しています。これまでに有珠山周辺地域の住民と「火山との共生と地域の「みち」を考えるワークショップ」を開催してきました。
平成20年度は、北海道の道路計画に対して、有珠山の過去の噴火等を踏まえたアドバイスを行いました。有珠山噴火時の道路規制予想図 - 平成20年度
上富良野町まちづくり評価アドバイザー
上富良野町には自衛隊の演習場があり、これまで様々な障害防止対策事業が行われてきており、この事業と連動して安全まちづくりが進められてきました。今後も安全まちづくりを推進・充実するためには、これまでわれてきた事業や対策を検証・評価する必要があります。
平成20年度に、これまでの事業や対策を検証・評価にあたり、評価の視点や調査事項について助言・支援を行いました。 - 平成19年度
ジオパークと洞爺湖地域エコミュージアムフォーラム
洞爺湖周辺地域では、地域資源を活用したまちづくりを推進しています。「洞爺湖周辺地域エコミュージアム」ならびに「ジオパーク」に対する地域の理解を深めるための講演会を、地元自治体と共催で実施しました。 日時:平成19年 8月31日
場所:洞爺湖ビジターセンター